2022年2月、ロシアがウクライナへの侵攻を開始しました。
この戦争により、遠く離れた私たち日本人の生活にも悪い変化、物価上昇が起こっています。
この記事では、ロシアによるウクライナ侵攻を契機に値上げが予想される(または値上げされている)日用品を調べてみました。物価が上がる前に準備しておきましょう!
値上がりする日用品10選
ロシアのウクライナ侵攻で物価が上がると予想される日用品は以下の10個です。
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- おむつ
- 電池
- アルミ
- 肥料
- カニ
- チーズ
- カップ麺
- 食用油
それでは、一つずつ説明していきます!
トイレットペーパー
今後確実に値上がりし、現状の値段での入手が困難になりそうな日用品の筆頭がトイレットペーパーです。
原料のコスト増・輸送費のコスト増となっているため、戦争が終結してもすぐに価格は下がらないと考えられています。
実際にカミ商事(エルモア)や日本製紙(スコット)は2022年7月時点ですでに現行価格の10%以上の値段で販売されています。
生活必需品のため、半年分は用意しておいても困らないでしょう。
ティッシュペーパー
原料である輸入パルプの高騰や物流費用の上昇により、ティッシュの価格が上がっています。
大王製紙は3月22日よりティッシュペーパーの値段を15%以上も上げています。
日本製紙も4月から10%以上価格を上げています。
買うのが遅れると、売り切れや価格高騰が起こりそうな日用品の一つです。
おむつ
原油高の影響を受けて、おむつの価格が上がっています。
花王のメリーズはすでに2022年4月から10%値段がアップされています。
育児や介護でおむつを必要としているご家庭は、少し多めに確保しておくべきアイテムでしょう。
電池
電池の材料として使用されるニッケルの値段が前年比2倍、リチウムの値段が前年比6倍の価格になっています。
この傾向より、ニッケル電池やリチウムイオン単電池の価値が引き上げられています。
電池が不足しているご家庭は、早めに購入しておいた方がいいでしょう。
アルミ
ロシアがアルミの原産国であり、アルミニウムの供給が滞るリスクを各国が懸念しています。
既にアルミホイルや缶詰や缶ジュース、タイヤなどの値段が10%程度上がっており、今後も上がり続けることが確実視されています。
肥料
ロシアは世界最大の肥料輸出国です。
多くの国が肥料をロシアから輸入しています。日本も17%をロシアからの輸入に依存しています。
既に3月時点でJA全農は対策を検討していますが、多くの農家にとって秋の堆肥原料の調達は厳しいものになることが予測されています。
カニ
カニは総輸入量の61.8%がロシア産です。
茹でたり鍋にしても美味しいことから、冬に向けて需要が高まります。
今年は冬ではなく夏や秋にカニを購入した方が得かもしれません。冬まで待っていると、価格がぐんと上がる可能性があります。
ちなみに、食べ放題のカニはほとんどがロシア産という噂があります。今後食べ放題はなくなってしまうかもしれませんね。
チーズ
どの家庭でも持っているチーズも値上げの波が来ています。
4月から雪印食品ではチーズが4.3%~10%値上げされています。
冷凍しても1か月程度しか保存がきかない食品なので、食べきれる量だけ買っておきましょう。
カップ麺
カップ麺は6月から多くの商品で値上げされており、今後も上がっていく可能性が大きい商品の一つです。
日清食品は主力の「カップヌードル」など約180商品について、6月から最大12%値上げすると発表しています。
長期間の保存ができる食品のため、まだ買い置いていない方はぜひ早めに準備しておきましょう。
食用油
ウクライナは世界最大のヒマワリ油の生産・輸出国です。
このため、他の食用油に代替需要が発生するとの見方から、パーム油、大豆油の先物価格はともに過去最高値を更新しています。
開封しなければ1年、開封しても1-2か月であれば保存ができる商品が多いです。値上がりする前に足りない食用油は用意しておきましょう。
まとめ
今回はロシアのウクライナ侵攻に伴い、値上げすることが予想される日用品10選を紹介しました。
全世界がマイナスの影響を受けており、日本でもロシアやウクライナに依存している商品が値上がりしていることが今回よくわかりました。
今回紹介した日用品はいずれも、引き続き値上げすると予想しています。値上げ前に買っておきたい日用品を調べたい方にとって、本記事が参考になれば嬉しいです!
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