先日、寝る前に治療済の奥歯がズキズキと痛み出して大変な目に遭いました。筆者の実体験をもとに、歯が突然痛むときの応急処置と救急医療をご紹介します。同じ悩みを抱えている方はぜひご参考に!
突然の耐えられない痛み
ある冬の日のこと。
ベッドに横になってから突然、奥歯がズキズキと痛み出しました。
その奥歯は1年前に虫歯治療をした場所で、現在は銀の被せものをしています。
これまで知覚過敏のような症状もなく、何不自由なく過ごしていました。
突然襲われた、奥歯のさらに奥から来るズキズキとした痛み。
噛むとものすごく痛み、噛まなくても神経が波打っているようなジンジンとした痛みがあります。
深夜だったので歯医者に駆け込むこともできず、インターネットで応急処置の方法を調べました。
ロキソニンSを購入
歯が痛いときの痛み止めとして、ロキソニンSを購入しました。
このお薬は第一類医薬品に分類され、ネット注文が可能です。
翌日届いたロキソニンSを服用し、痛みを抑えることに成功しました。ただし持続時間は4-5時間程度です。
3日後、歯医者へ
歯が痛くなった翌日に歯医者に駆け込みたかったのですが、結局予約を取れたのは3日後でした。
そのため、3日間はロキソニンSの力を借りて痛みを抑えながら仕事をしました。
そして待ちに待った診断の日。
ようやくこの痛みから解放されるという希望をもって歯医者さんへ行きました。
原因と今後の治療
治療の結果は、歯根膜炎というものでした。
1年前の治療で虫歯自体は治療できたものの、神経の奥にある歯根膜付近が炎症を起こしてしまい、膿ができてしまっていることが原因でした。
虫歯治療の際に、歯根膜まで細菌が達しているかどうかを判別するのは難しいようです。
今後の治療としては、炎症により死んでしまった神経部分を除去し、歯根付近にある細菌や膿を取り除き、薬品を入れて清潔な状態にして、被せものをしていくとのことです。
痛みの原因と今後の治療のステップを丁寧に説明していただいて、本当に安心しました。
すぐにできる対策
痛みが発生してから歯医者さんに診てもらえるまで、当然ながら数時間~数日のタイムラグがあります。
筆者の場合は3日でしたが、本当に気が遠くなるほど長くて、早く時間が過ぎるのを祈っていました(笑)
タイムラグの間、少しでも痛みを和らげる方法は以下の通りです。
- 市販の痛み止めの薬を飲む
- 口内を清潔に保つ(患部は刺激しない)
- 冷やす
- 歯痛に効果のあるツボを押す
ツボについては、手のひら側の中指と薬指の付け根部分に「歯痛点」というツボがあります。すぐに薬を飲めない場合は、何度か押して刺激してみましょう。
救急について
応急処置ではどうにもならない場合の救急対策についても調べてみました。
気を失うレベルの症状の場合は、救急車を呼ぶことになります。救急車を呼ぶ場合の番号は「119」です。
ただ、救急車を呼ぶことにためらいを感じる方も多いと思います。その場合は以下の番号にかけて、専門家からの指示を仰いでください。
「#8000」:小児用の救急相談窓口
極力、応急処置を行って我慢することをおすすめします。
それでも、どうしても救急の場合は以下のような医療サービスもあります。
ファストドクター
ファストドクターは全国の医療機関から構成されている時間外救急の総合窓口(プラットフォーム)です。
総勢1,250名の医師(常勤医・非常勤医)が24時間365日体制で救急対応を行っています。
このサービスに登録することで、以下のサービスを利用することができます。
・医師による救急判定(トリアージ)
・地域の救急病院紹介
・夜間休日診療
いたずら電話や軽症者の救急対応でひっ迫する医療従事者の問題解決のためにリリースされたサービスです。
救急対応が必要な方だけでなく、これから救急医療にお世話になりうるすべての方におすすめしたいサービスです。ぜひ活用してください。
まとめ
今回は、筆者の体験談をもとに、深夜に突然歯が痛くなったときの応急処置や救急医療について紹介しました。
過去に虫歯などで治療している方は、今後同じような症状が出たときに是非この記事を読んでほしいです。なるべく早めに歯医者さんに診てもらいましょう。
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