日本で人気のスポーツである野球。
特に日本プロ野球(NPB)は世間からの注目度が高く、そこで活躍するプロ野球選手は老若男女の憧れの的となっています。
そんな華やかなプロ野球選手にも引退が待っており、元選手たちは引退後に第二の人生を歩むこととなります。
その道のりは多種多様で、時にプロ野球ファンに勇気と希望を与えてくれます。
そこで今回は、歴史上たった2名しか存在しない公認会計士試験に合格した元プロ野球選手について解説します。
その他の元プロ野球選手の現在について知りたい方はこちら!
そもそも公認会計士とは?
公認会計士とは、財務に関する専門的な知識を活かして監査や税務などに関する業務を行うお金の専門家です。
幅広いフィールドで活躍でき、さらに平均年収も高いため人気の職種ですが、就業するためには公認会計士試験に合格する必要があります。
この試験のレベルが非常に高く、合格には3,000時間程度の勉強が必要とされ、さらに合格率は7-10%程度の狭き門となっています。
歴史上たった2名!公認会計士試験に合格した元日本プロ野球選手は?
日本の資格の中でも相当な難易度を誇る公認会計士試験。
そんな公認会計士試験に合格した元プロ野球選手が2名いらっしゃいます。
奥村武博さん
所属球団 | 阪神タイガース |
所属期間 | 1998-2001年 |
公認会計士試験合格年 | 2013年(2009年に短答式試験のみ合格) |
合格までの期間 | 約9年間 |
予備校 | TAC |
奥村武博さんは元プロ野球選手として公認会計士試験に合格した最初の方です。
阪神タイガースに4年間所属後、飲食業に従事する中で公認会計士の存在を知ります。
2004年からの勉強の末、2009年に1度は短答式試験に合格するも論文式試験に3年連続で合格できず、短答式試験の再受験を余儀なくされます。
それでも諦めず、2013年に短答式試験と論文式試験両方に合格しました。
実に9年もの学習を経て勝ち取った合格でした。
奥村さんの現在
公認会計士試験合格後の2014年から優成監査法人に入所し、実務要件をクリアしたことで2017年に公認会計士として正式に登録されました。
現在は税理士法人で勤務の傍ら、一般社団法人アスリートデュアルキャリア推進機構の代表理事としてアスリートのキャリアサポートなどを行っています。
また、メディアからの取材や著書の刊行、講演の依頼など、本業以外にも多岐にわたる仕事をされています。
奥村さんが通っていた予備校
奥村さんは資格予備校のTACで社員として勤務しながら学習を進めていました。
奥村さんは自身のブログで、予備校を選ぶ際のポイントに「学習の継続しやすさ」を挙げており、TACの講義や教材のレベル、サポートの手厚さがうかがえます。
TACの公認会計士講座に興味がある方は、まずは資料請求をしてみて下さい。
奥村さんの合格への道のりについて詳しく知りたい方は、奥村さんの著書を読んでみることをおすすめします。
池田駿さん
プロ野球選手引退から2年で公認会計士に!第2の人生歩む元巨人・楽天投手の池田駿さん(新潟出雲崎町出身) 「どんなキャリアからでも転身できる」後進の道しるべに https://t.co/o8mnkjOQtJ#新潟日報 #新潟日報デジタルプラス #新潟県 #プロ野球 #公認会計士 #池田駿 #出雲崎町
— 新潟日報ニュース (@niigata_nippo) July 24, 2024
所属球団 | 読売ジャイアンツ→東北楽天ゴールデンイーグルス |
所属期間 | ・2017年-2020年(読売ジャイアンツ) ・2020年-2021年(東北楽天ゴールデンイーグルス) |
公認会計士試験合格年 | 2023年 |
合格までの期間 | 約2年半 |
予備校 | CPA会計学院 |
池田駿さんは、プロ野球選手の傍らで試験勉強に励み、約2年半で合格した方です。
プロ野球選手として生活を送る中で、自身の担当の税理士から受けた税金に関するレクチャーに面白さを感じ、公認会計士を目指します。
学習を開始したのは2021年2月。東北楽天ゴールデンイーグルスでバリバリの現役選手だった時でした。
そこから練習や試合の合間を縫って毎日4時間程度の学習を続けます。
残念ながら2021年11月にプロ野球選手としてのキャリアを終えますがその後も勉強を続け、2年後の2023年に無事合格を勝ち取ります。
プロ野球選手として活動しながら、わずか2年半ほどで合格されました。
池田さんの現在
会計士を目指す人たちが通う予備校「CPA会計学院」で講師をしながら、公認会計士としての正式な登録に向けた実務経験を積んでいます。
また、母校でキャリア講演会を行うなど本業以外でもご活躍のようです。
池田さんが通っていた予備校
池田さんは、現在自身が講師を務めるCPA会計学院で学習を進めていました。
プロ野球の試合前でもチューターに電話で質問対応してもらえた経験を語られており、多忙な方でも安心して学習を進められる予備校といえます。
CPA会計学院の公認会計士講座に興味がある方は、まずは資料請求をしてみて下さい。
池田さんの合格への道のりについて詳しく知りたい方は、CPA会計学院のインタビュー記事を読んでみることをおすすめします。
参考文献
CPA公認会計士資格スクール:https://cpa-net.jp/blog/about-cpa/
東洋経済:https://toyokeizai.net/articles/-/197299
一般社団法人アスリートデュアルキャリア推進機構:https://www.adcpa.or.jp/
Ameba:https://ameblo.jp/rakuda59/entry-12299400576.html
読売新聞:https://www.yomiuri.co.jp/national/20240409-OYT1T50054/
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